ぎっくり腰のほとんどは、筋・筋膜性腰痛と言い疲労からくるもの、長年の間違った生活習慣で腰椎が捻じれた状態なのです。つまりその捻じれを解消してあげれば腰痛は数日で回復します。その原因となっている生活習慣のクセや下肢関節のクセを指摘して治し、改善していけばしばらく再発されません。

 

①筋・筋膜性の腰痛の原因は、腰部腰椎の捻じれ、ズレかもしれません。

腰椎が捻じれズレがあると、その周りの筋肉は緊張し、腰部を守ろうとします。あまりに緊張が続くと限界がきます。限界を超えると筋・筋膜が力を出せす、熱を持ち炎症をお越しはじめます。そこまできたら、筋肉、靭帯は腰を支持することはできません、かなりの激痛が襲ってきます。

俗に言う「ぎっくり腰」ですがそうなってしまったら、まず氷で冷やしてください。湿布より氷が望ましい、一時的ですが、落ち着きます。もし、病院や、治療院に行かれる場合は、腰痛ベルトがあれば、それをきつく巻くと動きやすくなります。ベルトがなければ、さらしみたいなものや、浴衣の帯でも何でもよいので、腰にきつく巻いて下さい。そして身体を支えるための杖を使用するとさらに動きやすくなります。やったばかりの急性であれば、すぐに調整すれば回復は早いです。もし、２,３日経ってしまったものであればある程度落ち着かせるのがベストです。

 

②腰椎の捻じれズレの原因は生活習慣にあります。

 

人は左右対称のように感じますが、実際は右利き、左利きのようにどちらかが優位になっていて、つまり身体の使い方に間違いがあるので捻じれるわけです。

 

③腰椎の捻じれは下肢関節の不具合で起こる

 

経験から、人間の身体の土台である足関節の不具合がほとんどです。だから腰痛を解消するには腰の治療がメインではなくて、足関節、ひざ関節でほとんどの腰のズレは治ります。足関節が上手くはまっていない方が多い。何故そうなのかは不明ですが、過去に捻挫してことのある人のほとんどが足関節がズレています。足首の硬い人は腰も硬いと思います。

当然上にあるひざ関節も微妙に位置がズレている人も多く土台である足首、そして上のひざに不安定があれば当然ながら、上の股関節、腰、背中、首はガタガタです。

 

④土台がとても大事

 

土台を正しくすれば解消しやすい、病院、整骨院などに行っても腰しか診てもらってないと思います。対処療法が主流なので、仕方ないですが、自由診療のメリットはそこなんです。

ですから、整骨院のスタッフが最近習いにくる意味がわかりますか？治らないから習いにくるわけです。身体のしくみを理解していないのに治るわけがない。日々座っているイスと同じで、イスの柱の部分がグラグラしていたら、不安定で座ってられません、人間も同じです。

 

⑤残りの２０％は自分の努力

 

腰痛を完璧に１００％治す・・・ということではありません。下肢の不具合を調整し、腰のヅレを戻してもやっと８０％程度です。しかしながら。他では１０％、良くて２０％程度です。

逆に余計に悪化するしたケースも２０年の間に何度も診てきました。問題は８０％回復させた後、それ以上に回復させるには本人の努力が必要であることを理解していただきたい。

歩くことを基本に少しずつで良いので、足腰を鍛える、とにかく動くことです。